う蝕(むし歯)治療

Caries Treatment

大切な歯だからこそ、

見える治療を

むし歯は、細菌による感染症です。そして感染は、痛みが出る前から始まっています。痛くなってから治療するという考えでは、歯を大きく削らなければならなかったり、神経を残せなくなってしまったり、最悪のケースでは、歯の損失につながることもあります。

歯科医院でどんな治療を受けているのか正しく理解していますか?───
私たちは、削る前・削った後・修復が完了した後のすべてを撮影し、患者様と一緒に確認します。なぜその治療が必要か、どのような状態なのかを「見える形」でご説明し、納得の上で治療を進めます。

痛みが出ている方へ

どのように治療をするかが重要

痛みが出てしまった時点で、むし歯はかなり進行しているケースが多く、実際には『手遅れ』に近い状態かもしれません。
だからこそ「どこで、どのように治療を受けるか」が重要になります。治療の精度や方法によって、歯の寿命は大きく変わるからです。

当院では、歯をできる限り残し、将来を見据えた治療ができるよう、複数のアプローチから最適な選択肢をご提案します。今の状態を正確に診断し、その上で本質的な治療を受けることが、歯を守る第一歩になります。

Feature

当院のう蝕(むし歯)治療の特徴

拡大視野下の精密治療

歯はわずか数ミリからマイクロ単位の構造しかない精密な『臓器』です。その大切な臓器の異変を肉眼で正確に確認するには限界があるため、当院ではすべての治療を拡大視野下で行います。
常に拡大鏡を使用し、より精密さが求められる場面では最大約20倍の視野を確保できるマイクロスコープを保険・自由診療問わず使用します。むし歯の取り残しを防ぎ、修復処置の適合性を高めるためにも、拡大視野は欠かせません。

『見る』という当たり前を、技術と環境で支えています。

医療の可視化と情報共有

治療中の様子が見えないことに、不安を感じたことはありませんか?
当院では、カメラ付きマイクロスコープ、小型CCDペンカメラ、口腔内スキャナー、口腔内カメラなど複数のツールを駆使し、治療前・治療中・治療後の状態を記録。患者様に丁寧にご説明し、共有することで、安心と納得のある治療を行います。

記録したデータは、専用アプリを通じて患者様のスマートフォンなどに送ることも可能です。

患者様の負担は最小限に

歯科をより身近に活用していただくためにも、治療の際の痛みや不快感をできるだけ減らすことが重要と考えます。少しでも痛みが予測される処置には、事前にご説明させていただき、適宜麻酔を行います。
麻酔が苦手な方のために、当院では歯ぐきの感覚を鈍らす表面麻酔を必ず行った後に、極細針を用いた麻酔を行います。必要に応じて電動麻酔器を併用することで、痛みを抑え、安心して治療に臨めるよう配慮しています。

患者様の体と心の負担を減らすことも、私たちの役目です。

患者様だけの時間と空間

当院の診療は、は完全個室・完全予約制です。予約された時間は、他の患者様と重なることなく、その方だけの診療時間として確保します。
時間に追われることなく、しっかりお話を伺い、治療内容についてご理解いただくことが、最善の治療につながると信じています。

治療は、歯科医師からの一方通行ではなく、患者様との対話と信頼の上に成り立つものだと考えています。

Treatment

歯を残すためのアプローチ

歯をできる限り残すことが重要

一度削った歯は元に戻りません。だからこそ、私たちは最小限の切削にこだわります。再発を防ぐには『しっかり取り除く』ことも必要ですが、削りすぎれば歯の寿命は縮まります。
当院では、目で診る、客観的に評価、そして手の感触を頼りに、慎重にむし歯を除去します。

健康な歯質まで削ってしまうのはNG。しかし、むし歯を取り残してしまうことはもっとNG。この精度を高めることが歯科医師に求められることだと考えています。

「ただ削る」のではなく、「残すために削る」治療を行います。

高精度に見極める

まず第一には、治療が必要かどうか。そして、どこまで治療をすることが最適かを判断する必要があります。また患者様ごとにその最適解は異なります。

当院では、拡大鏡やマイクロスコープを用いて、常に拡大視野で歯の状態を正確に観察します。さらに、むし歯治療では、う蝕検知液という、むし歯や感染組織を識別する専用の薬液を用いて、健康な歯質とむし歯とを客観的に可視化することが重要です。

視覚による精度の追求が、歯の寿命を延ばします。

最小限の治療のための接着修復

従来の詰め物では、強度や接着性を確保するために、健康な歯質まで削らなければならないケースもありました。これに対して、コンポジットレジンを使った接着修復は、最小限の切削で済むため、歯に優しい治療法です。技工物を必要としないため、最短1日で治療を終えられる点も大きなメリットです。

当院ではこのような接着修復においても、必要に応じてラバーダムを使用し、唾液や湿気から患部を守り、詰め物の接着不良や辺縁漏洩による二次むし歯のリスクを最小限に抑えています。

繊細かつ精密に削る

一般的な歯科治療では、高速回転によって効率よく歯を削る「タービン」が使用されます。しかし当院では、あえて回転数の低い電動モーター式の「5倍速コントラ」を用いています。
この器具はドリルの軸ぶれが少なく、切削時の感触を手先でしっかりと捉えられるため、歯科医師の感覚に忠実な治療が可能になります。

また、タービン特有の「キーン」という不快音が出ないのも患者様にとってのメリットです。

神経を残すための治療

歯の中には神経(歯髄)が通っており、この神経が、むし歯などによって感染や炎症が起きる、またはそのリスクがある場合は、神経を除去する治療(根管治療)が必要になることがありますが、神経には歯にとって重要な役割があり、歯の寿命に大きく影響するため、当院では可能な限り神経を残す治療を検討します。

歯髄が露出した場合でも、MTAセメントを使用することで神経を保存できるケースもあります。症例に応じた最善の対応を行います。

歯の神経(歯髄)

歯髄は、歯の中を通る神経や血管が束になった組織。歯に酸素や栄養を届ける役割や、歯の異変を痛みや不快感として感じる役割、その他歯の成長を促す働きや免疫機能があり、歯の健康状態を維持するうえでの重要な組織です。

MTAセメント

MTAセメントは、主に歯の神経を保護したいときなどに使われる特殊な材料です。強い殺菌作用とすぐれた封鎖性を持ち、また、親水性が高く、湿度の高い口腔内でも高い効果を発揮できるため、神経の保存を目指す治療において非常に有効です。

歯をできるだけ削らずに残すためには、むし歯になる前に防ぐ『予防』が大切です。また、過去に治療した歯でも再びむし歯になる『二次う蝕』も少なくありません。当院では、生涯健康な歯で過ごすための予防歯科をお勧めしています。

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